保存再生学特別研究会「近代文化遺産における活用の意味を考える」

2018年02月18日(日)

2014年度から大学院特別教育コースとしてスタートした「建築都市保存再生学コース」も、今年度末で3年目を終える。この間、コースでの教育と並行して実施してきたシンポジウム・特別研究会では、近代建築の保存・活用・再生における課題を、海外を含む多くの学外の専門家をお招きして議論してきた。

近代建築の保存において重要なことは、歴史遺産としての建築を日々普通に「活用」すること、つまり「使い続ける保存」への取り組みである。現在、国においても文化財保護法改正の検討が進められているが、その検討課題のなかにも「近代の文化財の保存と活用の在り方の検討」が上げられている。“文化財の「活用」とは「公開」と同義語である”と語られてきた時代は既に過去のものになり、建築は「活用」することによってのみ保存できるということが社会的にも理解されつつある。しかし一方、歴史遺産として価値の高い建築は、ただ「活用」されればいいというものではない。現代の社会の中でその価値を守りながら「活用」されることが重要なのである。

今回の特別研究会では、建築都市保存再生学コースの過去3年間の取り組みの総括として、オランダよりお招きしたミュルス氏、金野氏や中川教授とともに国外事例や文化財保護法改正の動きも視野に入れながら、歴史遺産の「活用」とはどうあるべきなのかを改めて議論したい。

日程
2018年2月18日(日)13時30分〜
出演
ポール・ミュルス(STEENHUISMEURS主催)
金野幸雄(一般社団法人ノオト代表理事)
中川理(京都工芸繊維大学教授)
(敬称略)
プログラム
趣旨説明  田原幸夫(京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特任教授)
講演1. 中川理「建築と都市の保存・活用・再生」
講演2.金野幸雄「歴史的資源を活用した地域再生」
講演3.ポール・ミュルス「Reuse, redevelop and design in modern historic cities」 逐次通訳あり
座談会 金野幸雄+ポール・ミュルス+中川理+田原幸夫+笠原一人(京都工芸繊維大学助教)逐次通訳あり
講師・参加者による懇親会 @プラザKIT(会費制)
料金
無料
定員
90名(申し込み不要・当日先着順)
主催
京都工芸繊維大学大学院建築学専攻、京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab
後援
DOCOMOMO Japan、日本イコモス国内委員会
会場
京都工芸繊維大学60周年記念館2階大セミナー室
(京都市左京区松ヶ崎橋上町1)
京都市営地下鉄松ヶ崎駅下車徒歩10分
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