藤田直哉 × 佐々木友輔 × 金子遊「半島のアートとサブカルチャー」『半島論』(響文社)刊行記念

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2018年10月27日(土)

半島というトポスから、この列島の文化をとらえなおすと、いったい何が見えてくるのでしょうか?
北は北海道・宗谷岬から、南は沖縄・勝連半島にいたるまで、半島や岬という地勢を起点にした文化批評のなかに、大陸的な思考に対する叛乱の声がこだまする!

本書『半島論 文学とアートによる叛乱の地勢学』は、文学、アート、映像、思想、歴史、文化人類学などのジャンルにまたがる14人の気鋭の論者による文章を集めています。そこから切り拓かれるのは、新たな世界のヴィジョンです。

被差別部落を取材して歩いた中上健次の紀伊半島、国東半島を舞台にアートプロジェクトを企画するキュレーターの思考、島原半島にひびき渡るアナーキズム的な一揆の声…。
浅野麗、雨宮庸介、遠藤水城、金子遊、岸田将幸、栗原康、佐々木友輔、中里勇太、中村剛彦、藤田直哉、古谷利裕、細谷修平、前嵩西一馬、森元斎が書き下ろした、半島についての論考を収録しています。

今回のトークには、リボーンアート・フェスティバルの開催された宮城県の牡鹿半島を丹念に歩き、震災後の「地域アート」をブリリアントに論じた藤田直哉さんが登場します。藤田さんは近年の『シン・ゴジラ論』や『新世紀ゾンビ論』などの著書でも知られています。

そして、ほぼ同年代の映像作家であり、本書では『南総里見八犬伝』のような古典文学から、『木更津キャッツアイ』やアニメ版『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』などのサブカルチャーまでを、人々の内にある「房総ユートピア」の幻想として論じた佐々木友輔さんが対話の相手をつとめます。佐々木さんの共著『人間から遠く離れて──ザック・スナイダーと21世紀映画の旅』も話題になりました。

司会的な役割で、『半島論』の編者であり、樺太アイヌの英雄譚と津軽半島に残るアイヌ語地名のミッシングリンクについて、ポスト民俗学的な論考を寄せた批評家の金子遊さんがトークに加わります。

一見、アートとサブカルチャーと民俗学といった異なるジャンルを論じた論者たちが、「半島」という地形を起点にして、どのようにトポロジカルな思考を折り重ねていくのか。21世紀の文化批評の姿を予見する、重要な対話になることはまちがありません。秋の夜長、週末の夜にビールを片手に、スリリングな対話を聞くためにご参集ください!

日程
2018年10月27日(土)19時~21時(18時30分開場)
出演
藤田直哉(SF・文芸評論家)
佐々木友輔(映像作家)
金子遊(批評家)
(敬称略)
料金
前売1,500円+ワンドリンクオーダー
当日店頭2,000円+ワンドリンクオーダー
会場
本屋B&B
(東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F )
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