魚谷繁礼・永山祐子 ほか「第7回 住宅ストックと街の再生-住宅リノベーションの作法」A-Forum アーキテクト/ビルダー(「建築の設計と生産」)研究会

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2017年10月05日(木)

本シリーズは、建築を大きくは町場と野丁場、住宅と公共建築に分けて、その設計―生産の今日的問題を議論してきた。今回は、町場、住宅の設計、生産について考える。これまで、第3回「日本の住宅生産と建築家 建築の設計と生産:その歴史と現在の課題をめぐって」で、まず、住宅生産システムにおける建築家の役割を大きく振り返った。住宅設計に取り組む建築家の相対的地位は低下し続けてきたけれど、住宅設計・生産の現場で建築家という職能が一貫して期待されていることを再確認した。一方、第4回「建築職人の現在―木造住宅の設計は誰の責任なのか?」では、住宅建設に関わる職人の高齢化、減少の問題とともに、プレカットが9割となる在来木造住宅のシステム崩壊が議論になった。そして、第5回「建築家の終焉!?―「箱」の産業から「場」の産業へ」では、第3回で再確認された建築家のあり方について、そもそも、「箱」としての建築をつくってきた建築家の概念そのものが無効ではないか、場所をつくっていく、まちづくりに建築を拓いていく新しい職能が必要ではないか、という提起があった。

今回は、具体的な住宅リノベーションの現場の問題に焦点を当てたい。日本は、現在、800万戸の空家を抱え、新たな住宅建設が大量に必要とされる状況にはない。住宅リノベーションの需要がこの間増加し続けてきたのは当然である。加えて、これまでにない観光客の増加による宿泊施設需要のために、既存ストックのホテル転用が急激に行われつつある。こうした中で、古都京都を拠点に京町家のリノベーションに取り組む魚谷繁礼(『住宅リノベーション図集』)、東京を拠点にし、古民家再生やまちづくりに取り組む永山祐子の2人の一線の建築家を招いて、住宅リノベーションに取り組む意義、その手法などをめぐって議論したい。

日程
平成29年10月5日(木)17時30分〜20時
出演
コーディネーター:布野修司+安藤正雄+斎藤公男
(a) 京町家と都市再生(仮)魚谷繁礼(魚谷繁礼建築研究所)
(b) 住宅リノベーションの手法(仮)永山祐子(永山祐子建築設計事務所)
コメンテーター:長谷部勉、香月真大(未定)
(敬称略)
料金
2,000円
主催
A-Forum
共催
日本建築学会『建築討論』
詳細ページ
http://a-forum.info/
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