公開研究会 環境行動研究からみた近年の「まちの居場所」 
建築計画研究者・社会学者・建築家のクロストーク

2020年03月07日(土)

近年の環境行動研究の成果として、従来のビルディングタイプにとどまらない「まちの居場所」という拠点概念が示されている。「まちの居場所」は、既存の建築やまちを見直し、人びとの生活の質の向上・改善を目指す「まなざし」によって生み出されたと言えるだろう。「フリースペース」「コミュニティカフェ」「居住空間」「都市空間」などのかたちをとって出現した「まちの居場所」。環境行動研究小委員会では、これらの興味深い現象を、『まちの居場所 まちの居場所をみつける/つくる』(東洋書店)にまとめた。

その後も、「まちの居場所」は成長を続け、建築の用途や目的に縛られずに、生活者がいきいきと建築を使いこなす事例が増えてきた。環境行動研究小委員会では「まちの居場所」に関わる支援・保全・育成・継承などの課題、「まちの居場所」づくりにおける「あるじ」やファシリテーターの役割などの課題に取り組み、その研究成果をまとめ、2019年9月、『まちの居場所 ささえる/まもる/そだてる/つなぐ』(鹿島出版会)として刊行した。

本公開研究会では、これまでの「まちの居場所」の研究成果と最新の事例を発表し、あらためて「まちの居場所」の意義を考えるとともに、現代社会学が「まちの居場所」をどのように捉えているのか、空間をデザインする建築家が「まちの居場所」をどのように捉えているのかを議論したい。さらに、従来の「よりよくつくる」ための建築計画の成果に立脚した、「よりよく使いこなす」ための建築計画の今後の あり方を模索したい。

日時
2020年3月7日(土)13時30分~17時
プログラム・出演
主旨説明:林田大作(「まちの居場所」研究WG主査:大阪工業大学)
主題解説
1.当事者による場づくりの時代
鈴木毅(近畿大学)
2.「まちの居場所」としての公共図書館
小松尚(名古屋大学)
3.パブリックシェルターとしての「まちの居場所」
石井敏(東北工業大学)
4.社会から見た人間の居る場所
三浦展(カルチャースタディーズ研究所代表)
5.建築家からみた「まちの居場所」
前田茂樹(ジオグラフィックデザインラボ代表)

クロストーク:
上記5名のパネリストによるクロストーク+フロアからの質疑・応答
コメント:水村容子(東洋大学)、厳爽(宮城学院女子大学)
まとめ:林田大作(前掲)
司会:橘弘志(環境行動研究小委員会主査:実践女子大学)
(敬称略)

参加費
一般 3,000円/学生 1,500円
定員
50名(事前申し込み制・先着順)
主催
日本建築学会
 建築計画委員会 計画基礎運営委員会 環境行動研究小委員会 「まちの居場所」研究WG
会場
建築会館 会議室
(東京都港区芝5-26-20)
  • JR山手線・京浜東北線田町駅(三田口)より徒歩3分
  • 都営地下鉄浅草線・三田線三田駅(A3出口)より徒歩3分
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